アフリカンプリント生地(キテンゲ)の仕入れは、ナイロビに住む友人に手伝ってもらっています。

きっかけはひょんなことであった。
とある機関の売り買いサイトでアフリカ現地でのバイヤーを探していた。
たまたまそれを見たケニアのスタンさんが、コレリのホームページに辿り着き、Facebookのお店のページも見てメッセージをくれた。「日本でアフリカと関わってくれていて嬉しい。お手伝いがしたい。」という内容だったと思う。

会ったことがない個人と仕事のやり取りをするのは正直言って初めは気が引けた。お互いに疑心暗鬼な部分があって、何度かのメッセージのやり取りの後電話をした。「最初に全額振り込んで布が届かなかったら、、という不安があるよ」と私。「でも後払いだったら布だけ送って送金がなかったらという不安があるよ」とスタンさん。確かにそうだと思ったと同時にセネガルをはじめ多国籍の方たちと仕事をすることが多かった私の野生の勘が働き、こういう会話ができる人はたぶん信用できるな、と思った。そしてあれから5年が経ちました。少し工夫をしながらも信頼関係が築けています。

ピッキーな私に最初は疲弊していたスタンさんも「はい、はい、ここからは選べないのね、わかっています」というように大量の生地の写真から数枚しか選べない私に呆れることなく付き合ってくれます。(ある時からお店の棚ごと写真を送ってくれるようになりました 笑)

いつもおまけのケニアグッズを一緒に送ってくれるスタンさん。桜の写真を送ってくれというスタンさん。着物を送ったら関税がめちゃ高かったと文句を言うスタンさん。「今セーシェル出張中!」と写真を送ってくれるスタンさん。いつか地球のどこかで会いたいなぁー!

*写真は本人の了承を得て載せています。